ORIYAMAKE

瞑想登山家/秋田県北秋田市・森吉山麓モロビの里に生息しています

小さい輪っかをつなげていこうと思った話

(この話は尾道に行ったことがない人には分かりづらいと思います。すみません。)

 

今日Facebookで見かけた記事がすばらしかった。

よくある形式だけど、情報が見やすくまとめられているし、

写真もキレイなものがセレクトされていて良いページだと思う。

そこで、さっそくマネをして北秋田市版をつくろうと思った。

1.森吉山でゴンドラに乗り、四季を満喫する

2.阿仁伝承館で日本一の阿仁鉱山の歴史を知る

3.大太鼓の館で世界一の太鼓に触れる

4.阿仁クマ牧場で可愛い子グマと出会う

…と書いたところで、ふと手が止まった。北秋田市って広いな、と。

 

地域を見つめ直すためには、大きな視点と、小さな視点の両方が大事だと言われる。

大きな視点では、東京からの流れ、北東北での動きなど大局観としての分析が必要だが、その話はまた次の機会に。今回は小さな話。

例えば、私が今まで日本を旅した中で一番の観光地だと思う尾道市

町をぶらぶらと歩いているだけで、色々なお店に出会えるし、人ともつながる。

まちづくりの最先端。学ぶべきことは学びきれないほどある。そんな尾道は1日中歩いていても疲れないちょうど良い範囲だと感じていた。実際に地図で示すとこんな感じ。

 

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尾道駅から2kmほどで千光寺山ロープウェイまで行ける。もっと歩いていたかと思ったけど、たった2km。それを北秋田市根森田に当てはめるとこんな感じ。

 

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うん、密度が全然ちがう!この円の中に商店が1軒、宿が1軒。

何もお店のないところを歩くと、同じ距離でも5倍は長く感じるね。

最寄り駅の阿仁前田駅から見てみるとこんな感じ。

 

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半径5kmの円でも、北秋田の場合はごくごく近所のような気がしてしまう。

でも半径5kmは、実は結構遠い。また尾道に戻ってみると…

 

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半径5kmでは尾道市役所を中心として、けっこうな範囲がカバーできてしまう。

もちろん単純比較では、たいした意味のない図だが、連携という面で考えた場合、尾道の連携の強さは徒歩移動圏内で、きちんと連携がとれている点は見逃せない。

 

こうして見ると、どんなに広くても半径5km、直径10kmの範囲内で連携をとることが精一杯だと思えてくる。北秋田市の場合は、連携と言った場合「鷹巣」「合川」「森吉」「阿仁」という以前の行政区分をそのまま持ち出すことが多い。しかし、実際の広さはこうだ。

 

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阿仁の奥地から鷹巣へ行くと約50km。車で1時間。移動だけで1時間。阿仁クマ牧場から大太鼓の館まで1時間。これでは観光のコースにはなりえない。この距離も尾道版で考えてみると…

 

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広島空港から福山市までをカバーしてしまう距離。この広さを北秋田市の場合は10名に満たない職員で観光推進に奔走している。物理的に無理。

 

以上のことから、北秋田市でいかに広域連携が困難なことか改めて考えさせられた。まずは、半径5km、半径1kmから連携を強めていきたい。その中心となる人を増やし、小さな輪っかを重ねていくことを重視していきたい。

 

車ですれ違っても世間話はできない。まずは歩きながらコミュニケーションのできる距離感を大事に、再び歩みを始めたいと思う。森吉地区だけでも半径の中心となるリーダーが10人必要だ。具体的な数字を目指して活動していこう。