ORIYAMAKE

秋田県北秋田市・森吉山麓モロビの里に生息しています

過疎地域で生き残るためにはライバルを増やすべし

 花粉症で脳が酸欠気味です。こんにちは。

 みんなもやろう、ドラゴン体操!(朝、目やにで目が開きません。)

 

1業態1店舗、独占状態の地域事情

 私の住むような過疎地域では、病院が一軒だけだったり、商店が一軒だけだったり、自転車屋が一軒だけだったりと飲食店以外は同業態が重なることは少ない。(例外もあり。我が家の最寄り駅、秋田内陸線阿仁前田駅前には床屋が5〜6軒連なっている。)

 一般的には、公正取引委員会によって固く禁止されているはずの独占を意図せずして行ってしまっている状態。しかし、これはたまたま罪を逃れられているラッキーなことではなく「公正かつ自由な競争」が死んでしまっている悲惨な状態であることを、もう一度強く認識したい。

切・磋・琢・磨の衰退

 人が少なければ「★★といえば、☆☆さん」という枠が固定していて、ほぼ独占的にその仕事は回ってくる。数は圧倒的に少ないが、誰かに仕事をとられてしまうという心配は無い。敵がいないので、より安くより優れたサービスを提供する必要がなく、消費者が必要なときに声をかけてくれるのを待っていれば良い。 私が水道の修理やボイラーの設置をお願いしたときも、ネットで調べた価格よりも倍近く割高で、二度と頼みたくないと思ったが、それからまた三度同じ業者にお願いしている。他に頼むところがないからだ。親戚や知り合いという縛りもある。過疎地域は消費者ではなく、事業者の方が立場が上である。

少ないパイを更に奪い合うようなことはしたくない

 このように市場メカニズムが崩壊し、一般消費者の利益が確保されない状況では先細っていくことは目に見えている。しかし、事業者は競争を歓迎しない。あまりにも一人で走る100m走に慣れさせられてしまった。競争するための筋肉は衰え、もう以前のようには走ることが難しい状況。そこに大手がドンと入ってくると、あっという間に追いつかれ追い抜かれていく。遠い後方、見えなくなってしまったあの店主には、悔しさはあったのだろうか。諦めだけだったろうか。

倒産ゼロ、廃業100時代の到来

 これから先の時代は、倒産がどんどん減っていくと言われる。その裏で廃業が急増し、大きな問題となっている。過疎地域の商店などでは、実質的に休業状態になっているものの、倒産はさせずに形として店を残しているところが多い。事業主は年金などで生活を維持しているため可能なのである。このような商店は事業主の死去などに伴って廃業するしか道は残されていない…跡継ぎのいない店の末路。

オープンマインド、オープンローカル

  では、どうすれば過疎地域で生き残ることができるのか。方法はただひとつ。道を切り開き、自分の行く先を開拓していくことだ。

 そのために重要なことは、自分のノウハウ、地域ならではの特性などの情報を公開することと、新規事業を受け入れ、育てていくという意識を地域全体で持つことではないだろうか。先日も、新しい焼肉店がオープンし地域の集まりで話題になることもあったが、二言目には「あそこだばすぐ潰れるなぁー」が出てきてしまう。店ひとつ、家ひとつが潰れることはもはや他人事では済まされない。皆で情報を交わし、皆で使い、皆でアドバイスをし、皆で育てていくことはできないだろうか。

過疎地域でこれから必要なことはライバルをつくること

  事業者は、ライバルがいない状況は危機的状況だと認識するべきだ。現状維持は緩やかな下降線である。

 仲間を誘ったり、弟子を育てたり、のれん分けをしてライバルを増やしていこう。業界の盛り上がりは、のれん分けの増加にかかっていると言っても過言ではない。そうしていくために、まずは自分自身がのれん分けをさせるだけの技術や力を持つことが先決であり、一番苦しく難しいところだと思う。誰も見ていないところで、どれだけ努力をすることができるか。我が家の業態もライバルが多いとは言えない現在、小学校や中学校にも講座を開き、若い力をどんどん育てていきたいと思っている。

 

ライバルをつくれ!そして勝て!そして共栄しろ!