ORIYAMAKE

瞑想登山家/秋田県北秋田市・森吉山麓モロビの里に生息しています

自分を滅ぼす「名ばかり地域おこし」

結論、地域おこしは家族おこしから

先日、この記事が話題となっていました。地方を滅ぼす「名ばかりコンサルタント」。

名ばかりコンサルタントも大変ですが、 名ばかり地域おこし、イベントも乱立してきた現在。消えることの無い閉塞感について、少し考えてみたいと思います。


地方を滅ぼす「名ばかりコンサルタント」 | 地方創生のリアル | 東洋経済オンライン | 新世代リーダーのためのビジネスサイト

ヒアリングに来るコンサルタントの多くは、基本的な知識もないこともしばしばです。まして、自らのリスクで投資して、地域で事業を立ち上げた経験がある方などは皆無に近いのです。自分が経験したこともない、わからないのに、なんとなく仕事だからやっているという姿勢で、どうやって地域を再生できるのでしょうか。

コンサルタントの中には、成功地域からもらった資料を流用し、成功地域と同じことをやりませんか、と営業をする人がいます。「実はあれは私がやった」、と嘘をつく人さえいます。 

 

北秋田市上空に漂うドス黒い雲

北秋田市に移住し、観光業に手を出してから早4年。
様々な繋がりが出来てきて、勉強会や講演会に出かけると知り合いばかりと
いう有難い状況になってきた。最近では目的とオマケが逆転してきて、
知り合いに会うために講演会へ出かけるくらいの気持ちでいる。
しかしながら、北秋田市上空に漂う閉塞感という名の厚い厚い雲は
時折、晴れる気配を覗かせつつも、既に4年ほど停滞したままでいる。
毎年、新しい組織が生まれては、消え、生まれては、消えを繰り返し、
地域活性化のための活動が続かない状況でもある。

 

なぜ、あなたは1人で活動しているの?

最近、私が地域活性化のための活動をしている人に向かって
よく投げかけている質問がある。

「ご家族は○○(イベントや会議)に一緒に参加されないのですか?」

すると、大抵は「家族は興味がない」とか「忙しいみたいで」という答えが返ってくる。ほとんどが家族の代表という雰囲気を纏わせながら、たった一人で孤独に参加し
ている。

 

家族を巻き込むことの罪悪感

「家族に迷惑がかかるから」と言っていた方もいた。人の迷惑になる活動を
あなたは大切な休日を削ってまでしているのかと驚いた。
「家族を巻き込みたくない」という気持ちが私には分からない。
真っ先に巻き込むべきは家族だと考えているからだ。
家族にさせたくないことを、他人にやらせるべきではない。
本当に素晴らしい活動だと思っているならば、一番に家族を説得し、
家族を参加させるべきである。実際に私が活動するときに、家族が一番の
お客さんでもあるし、スタッフでもあるし、会員でもある。
コミュニティFM開局のための活動では両親からも会費をもらっていることを
話すとびっくりする人もいるが、私はとても有難いことだと思っている。
自分の両親ですら納得させられない計画では、他の誰にも伝わらないのではないか。
家族を巻き込むことに罪悪感を感じてしまうような企画・内容は
他の誰に対しても実行すべきではないと思う。


目の前の子どもだけではなく、未来の子ども達へ

私の子どもは現在4歳と1歳。今後の成長に向けて今が大事な時期。
しかし、小さな子どもを持つ親は、子ども優先と言って地域活性化のための活動から
遠ざかってしまう傾向にある。しかし、私は小さい子どもがいる家庭こそが
積極的に地域活性化のための活動に参加してほしいと思っているし、そのための
仕組みづくりも進めたいと思っている。
目の前にいる、自分の子どもだけではなく、地域の子ども達、はたまた
自分の子どもの子ども、つまり孫のことまで考えて行動をしていかなければ
ならない時代になっているのではないか。よくある話では、インディアンは
7代先のことまで考えて物事を決定するという。
今から7代先というと西暦2300年〜2400年。今、自分がしていることが
7代先の子孫にとって良いことなのか、悪いことなのか、考えてみてほしい。


地域の最小単位は家族である

そして、地域の核(コア)は家族という地域である。家庭が円満でなければ
地域活性化のための活動は出来ない。家族を笑顔に出来ない人間は、他人にも
悪い影響を与えてしまうし、一時うまくいったものでも、すぐに破壊してしまう。
家族を大事にしながら、地域のこと、未来のことを考えよう。
これを矛盾していると感じている人は、立ち止まって後ろを振り返ってみてほしい。
家族を大切にすることと、地域を大切にすることはイコールであって
決して対立しているものではない。


家族が一番の理解者であり、パートナー

私が実践している家族と一緒に地域活性化のための活動をする方法を
最後にひとつ例として紹介したい。
それは、小さな子どもにも仕事(役割)を与えることである。
子どもがいると、明るく自然と笑顔が溢れてくるし、お客さんも
喜んでくれる。家に閉じこもって一緒に過ごすことだけが団欒では
ないと思う。共に大きな目標に向かって、進んでいくことの出来る
家族が増えてくると、その地域には大きな大きな上昇気流が出来るだろう。
それは、どんなに分厚い雲でも突き破る力を持っている。