ORIYAMAKE

瞑想登山家/秋田県北秋田市・森吉山麓モロビの里に生息しています

SNSの整理

今まで色々な理由をつけて続けてきたけど、TwitterFacebookを辞めた。

よく煙草を吸う人が、もし吸っていなければ車や家を買えたという例えを使うけど、その時間版だと思う。TwitterFacebookを辞めるとその分、他のことに使える時間が増えるのではないかというのが主な理由。現にこうしてブログに向かっているし。

 

SNSで残しているのはInstagramYoutubeだけ。LINEもSNSに入るのかな。

あとはAirbnbスマホのゲームはSEGA信者なのでコトダマンだけ残してる。

スマホもスッキリした。アカウント削除で7年分のデータが消えることになる。

 

でも、消してみて思ったことは、全然いまの自分には想像以上にダメージがないってこと。子どもの成長の記録が消えるというのが一番のネックだったけど、今目の前にいる子どもに真っすぐ向き合う方が大事だと思った。

 

とりあえずスッキリ。手持無沙汰になるのかと思ってたけど。とりあえずどこまで続けられるかな。写真はインスタにアップして、動画はYoutubeに流して、それに引っかかった外国人をAirbnbで釣りあげたいと思う。LINEはメールと電話がわりだし。あとは当分消せそうにないな。

北秋田市で一番おいしい食べ物!(私的感想)

味はともかく味わい深いもの

35歳にして瞑想登山家デビューした織山です。

先日Twitterで興味深いツイートが流れてきました。もしも、ちょっとだけでもお時間のある方は読んでみてくださいね。人生の大切な時間をいただき恐縮です。

 どうですか!?そうそう、と頷いてしまいませんか?さすがタナシンさん。

よく分からないという方は、もう一度、深呼吸をしてから見直してみてください。はい、いかがでしょうか。はい、そうですね。私もそう思います。同感です。

キャンプで飲むインスタントコーヒー、夜の公園の缶ビール。「おいしさ」の中にあるものは口の中だけではないということを思い出させてくれます。これがキャンプで飲むこだわりのオーガニックな豆をミルで挽いて、湧水で丁寧に入れたハンドドリップコーヒーだったり、夜の公園にビールサーバーを持ち込んで、樽から注ぐ生ビールだったらどうでしょうか。それはそれで美味しそうな気もしますが、実際やったことがある身からすると、準備に時間がかかりすぎて興ざめしてしまい、う…うん、美味し…いよねという感じになってしまいます。インスタントコーヒーなら数十秒あれば飲める状態になるところを、豆から挽いてつくると10分位かかってしまいます。焚き火で火を起こしながらだと約1時間。そんな待っている時間も楽しいと言えば楽しいのですが、個人的にはその間に誰かを待たせるよりも、さっさとコーヒーをつくって、飲みながら会話をする時間を増やした方が何倍も幸せな感じがしてしまうのです。

味わいには「環境」も大きく関わっている

「脳はキャンプをしたがっている?」という、脳科学を研究している池谷祐二(いけがや ゆうじ)薬学博士(東京大学・大学院薬学系研究科 教授)によると、

・「快感の報酬」で考えると、安全な巣(屋内)で食べるより未知で危険な屋外で食べると快感が大きくなる。

・快感の報酬は差分に反応する。苦痛で辛い山を登る行程を経て、安全に周りを見渡せる山頂に着いてのご飯は大きな差分の報酬になる。

 とのこと。この「差分」を最も大きく感じるものが、インスタントのコーヒーであったり、缶ビールであったり、カップヌードルなのではないでしょうか。普段の日常生活で舌が慣れ親しんでいるものを、別の環境で味わうことによって、最大限に味の違いが分かるのだと思います。以上、おわり。

と、ここで終わっても良かったのですが、そういえば個人的に北秋田市で一番おいしい食べ物も、この環境の要素が大きく関わっているなぁと。

北秋田市で一番おいしい食べ物ってなんだろう?

 三ツ星レストランの高級ディナーや、何万円もする高級懐石料理も良いですが、北秋田市にはやっぱり似合わないと思います。それでも、美味しいものは北秋田にも沢山あって、鉱山文化から来ている馬肉料理や、地場産の牛肉、生産量No.1の比内地鶏、坊沢の豆腐も美味しいし、今や全国区のバター餅などなど。ここで語りつくすにはもったいない!食べログのリンクを貼っておきますので、北秋田市にお越しの際は通常の美味しいグルメも堪能してくださいませっ!

tabelog.com

閑話休題。私の思い出せる限り、今まで北秋田市で一番おいしい食べ物は、

ズバリ「ふつうのおにぎり🍙」です。

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いや、ほんとに。でもそれは99%環境によるものだと思います。

北秋田市に移住してきてから2年目。5月3日、森吉山の山開きに参加したときのことです。どんなコースかも分からずに、おにぎりと水、タオルという簡単な装備で登りました。残雪の上を歩くコースだったので、サングラスも持たない私は翌日雪目で目がシパシパして目も開けられないことになるのですが…。いやはやそんな感じだったので、ペースも分からずに、序盤から汗だくバテバテで、とにかく大変でした。それでも何とか膝がガクガクでも頂上までたどり着いたときは胸の奥がスーッとして、疲れが吹き飛んだことを覚えています。そして、一息ついて食べたおにぎりの味といったら…!!!!!!!お米はもちろん地元産で、中身はお馴染みのシーチキンでしたが、これまで食べたどんなものよりも美味しかったです。いや「おいしかった」です。脳髄にくるおいしさでした。これは皆に教えたい!と思いました。ぜひ、皆さんもゴンドラを使わずに一番下から1454mの森吉山を登って、世界一おいしいおにぎりを味わってみてください。

手つかずの自然が残っている北秋田市は、シンプルな普通の食べ物が最高に美味しく感じることができる環境(のんびりできる山や川や森の中など)が、たっっっくさんある!!ということが自慢ですね(*^-^*)それでは、また。

インバウンド勉強会の記録 ~オーセンティックな関係を~

自分が気になったポイントだけまとめてます

一昨日、久しぶりにセミナー(勉強会)に参加してきました。その時にメモしてきたことを共有したいなと思って下記にまとめています。外国人を対象とした観光に興味のある人へ少しでも参考になることがあれば幸いです。概要は以下の通り↓

6月7日に能代市で、日本版DMO関連勉強会が開催されます。
日本へのインバウンド(訪日外国人旅行)は引き続き増え続けており、能代山本地域へ立ち寄ってくれるインバウンドも増えてくると予想されます。平成29年の秋田県の外国人宿泊者数は、48%増(92,140泊)となり、好調を維持しています。
今回の勉強会では、各地域でインバウンドに関する講演やセミナーの講師を行っているポール・ハガートさんにお越しいただき、北海道ニセコ町のインバウンド成功事例や秘策の紹介、また、世界のツーリズムトレンドについて分かりやすく解説していただきます。さらに、あきた白神エリアの各所を実際に視察していただいた際の感想を盛り込んだお話もしていただきます。
当日は、ご参加いただいた皆様と一緒に能代山本地域のインバウンドに考える機会にしたいと思っておりますので、奮ってご参加ください。

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ほぼ満員の会場で、とても楽しい勉強会でした。

講師のポール・ハガートさんは2010年に外国人として初のニセコ町役場商工観光主査に就任。現在は講師やマーケティングコンサルタントとしてインバウンドセミナーの講演をされているそうです。

講演スタート

まずは、スライドを使いながらの説明。緑一色に和柄の背景のタイトルで「秋田はグリーン(緑色)のイメージ。海外のお客様に対しても心理的に影響する―」と、イメージカラーを設定して戦略的に展開する重要性を話されていました。

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次は写真を見ながらのトーク。2日前に来秋し、能代山本地域を色々とまわられたそうです。まずはババヘラアイスを持っているおばちゃんの写真。「はじめて会った人が、その土地のイメージになる。私の場合はババヘラが秋田のイメージ。」とのことで、高速道路を降りたところにあるババヘラが最高のおもてなしだったそうです。まずは何故こんなところにアイスを売っているんだろうという疑問から、おばちゃんの明るさ・優しさに惹かれ、そして海外の人にも通じる懐かしい味。(バブルガムみたいと言ってました)ただのアイスではなく、これは体験でありグルメだと大変気に入ってもらえたようでした。

初めての能代山本散策

続いては、駅にディスプレイされている丸太の輪切りと、バスケットゴールの写真。丸太の輪切りには各部位の使い方が書かれていて、こんなの見たことないと言ってました。バスケットゴールもキラーコンテンツだと。ただ「日本語しかなかったので英語がほしいが、そこで全てを英語で説明してしまうと日本ではなくなってしまう」とのことで、ディスプレイの端にQRコードを表示して、各自のスマホで情報を見てもらうスタイルが良いのではないかと話していました。これは是非いろんなところで真似していきたいですね。

それから、青池に向かうときにみた壁の写真。苔や、壁に刻まれた規則的な模様の写真でした。日本人は写真も撮らないようなものでしょうと、でも日本人が特別だと思わないようなものでも、海外の人から見ると苔は日本の代表的なものであり、禅的なものとして資源になると言っていました。湧き水も好きなので、白神山地の水を飲むことができて友達に自慢できると喜んでいました。青池も素晴らしい場所で、もっと自信をもって勧めていいとのこと。国内では有名でも、海外ではまだまだ知られていないので、どんどんアジアのマッケートに出していきましょうと。

山を歩いても、日本人には珍しくない植物がとても魅力的との話。〇〇ジャポニカと名前のついている日本の固有種が多くて、それらは海外の園芸センターで買うと高いのでそういう楽しみもあるとのこと。海外のお客様も植物をみて、自分の国にあるものと似たものを見つけて思い出したりすると、一気に強いつながりができるという話も納得ができました。

写真の最後は八峰町の手這坂。茅葺き屋根の古民家を見学されたようです。

手這坂について | 八峰町

こんな場所で自然な体験をしながら会議をしてアイディアを出すような、5~15人くらいのミニMICEができるのでは、と話していました。

www.tourism.jp

あとは、出身のニュージーランドには蛇が一匹もいないので見られてよかったというお話や、黒砂の浜辺を見て感激した話などがありました。

それらに共通しているものは、他の人が行ったことのない場所に行きたいということ。そして、それをSNSにアップして友達に自慢したいという昨今のトレンドについてでした。ここまでが前段の話。

2018年の観光トレンド

続いては、いま波が来ている最新の観光情報についてお話いただきました。ここからが本番。項目だけざざざっとまとめます。

1.Uncharted Destinations

大人気の場所ではなく、本物の場所が好まれる傾向にある。日本で有名な場所でも良い。例えば青池のようなところ。

2.Authentic Culinary Tourism

オーセンティックな料理体験。グルメが一番大事!それから今年のキーワードは「オーセンティック」今日はこれだけでも覚えて帰って行って!!

kotobank.jp

3.Achievement Travel

ただ観光するだけではなく、チャレンジする旅行。

4.Work and Travel

新しい言葉「Bleisure」ビジネスとレジャーを組み合わせた言葉。出張で日本を訪れてる人が、前後に休暇をつくって旅を楽しむ人が増えている。

5.ロビーでお客同士が交流する

部屋に閉じこもって仕事をする人が少なくなり、ロビーのようなざわざわしているところの方がオフィスのようにリラックスして仕事に集中できる。ニセコでも冬はロビーで仕事をしている人で溢れる。

6.New Technology

スマホで自分の滞在をカスタマイズする旅。首都圏ではホテルで無料のスマホを借りることができる。日本はハイテックの国として認識されているので、過度にならない程度に取り入れた方が良い。

7.Multigeneration Travel

一人旅→家族旅行に変化してきている。お婆ちゃんから、息子夫婦、孫を連れて海外旅行をするトレンドがある。お婆ちゃんが世界のことを孫にアナログで伝えたいという気持ち。

8.Conscious Travel

コミュニティーと一体になる旅行。地元の何でもない商店や朝市が喜ばれる。

「体験に求められている要素」

・本物であること

・地元の人と接点を持つ

・自信につながる

・自分設計

9.Special Interest Tourism

FIT(海外個人旅行)からSITへ。特別な目的を持っている観光客。そういうお客様は非常に扱いやすい。

www.tourism.jp

イタリアのキャンティの話題

過疎化した村を再生させた、アルベルゴ・ディフーゾ(Albergo Diffuso)。ホテルの機能をバラバラにし、集落のなかに分散させた宿泊形態。

tabi-labo.com

・アジアの教育ママに売り込むと、家族がまとめて学習のためにやってくる

ニセコの例

現在のニセコは1年前から予約がとれない。2年先まで予約が入っている蕎麦屋もある。そのためには、バラエティー豊かな宿泊施設が必要。キャンプ場から高級ホテルまで幅広く。そして、バーやレストランに人が多くいるような状態が必要。ニセコが人気になったのは、コミュニケーションの場・アフターの提供があったから。社交場としてのバーの重要性。

ニセコが大人気となったきっかけは、9.11同時多発テロ事件の時に数人の観光客が、当時のメジャーなスキーリゾート地だったアメリカからニセコに旅行先を変えたこと。昔からあったペンションに泊まっていた。その地下で若い人がバーをやっているところがあり、観光客同士の交流が進んだ。

『ネオジャパニズム』ここでしか味わえない付加価値

実践している宿の例↓

例えば、畳の部屋でも布団にこだわらずに、ベットマットを敷いて寝たり。

坐忘林|北海道ニセコの旅館

そもざについて - SOMOZA

 

ニセコの海外マーケティングは、10年前からつくっているフリーペーパーが主力。売っているのは、宿でもなくスキーでもなく「ホリデー」。

フリーペーパーについて、自分のところをPRするのではなく、外国人が知りたい地域の情報を提供すること。風景写真ではなく、人が楽しそうにしている写真を載せること。品質の良い印刷物をつくることが大事だが、オシャレにしすぎると逆効果。そして、観光庁のロゴを入れて信用をプラスする。(申請が必要)

www.mlit.go.jp

つくったフリーペーパーは、世界の旅行会社へ毎月1回送って、それから徐々に反応が返ってきたそうです。今はPDFでも良いのではないかとのことでした。

そのほか、各国のコミュニケーションに対する考え方の違いについて(ローコンテクスト⇔ハイコンテクスト)、各国のネガティブな情報の伝え方の違いについて話していました。ポジティブな情報はどの国も伝え方は一緒だが、ネガティブな情報はストレートに伝える国と、日本や中国のように遠回しに伝える国があるそうです。仏教が影響しているのではないかとのこと。ターゲットとする国に応じて、メッセージの伝え方を考えると、より効果的に伝わるそうです。

それから、地元のスーパーも重要なコンテンツのひとつという話。生活感をたっぷりと味わえる場所。山の近くでは魚が少なかったり。

質問コーナー

ポールさんは講演の中で駅が重要という話もしていましたが、そこで「私の住んでいるところには駅がありませんし、観光案内所も・・・」という質問が。ポールさんからは「駅に限らず重要なのは、町の玄関口。一番人通りが多いところがあるはず。そこが重要なポイント」との回答。ニセコでは外国人が沢山役場内に訪れているそうで、観光案内所が役場にあっても外国人には抵抗がないという認識を示されていました。

最後の質問は「価格帯の変化」について。ニセコが高級路線になったきっかけがあれば教えてくださいとのこと。ポールさんの回答は「5年前に明確に変わった。世界全体で価格は上がっているが、日本はデフレなので低いまま。世界ブランドのホテルが参入してくるとまた価格が上がると思う」と、自分たちの海外の競争相手はどこか先に調べて、その価格を意識すると良いとも話していました。価格を安くしすぎると逆に売れない、お客が来ないことが多いそうです。安すぎると継続ができなくなるよ、という話でお時間となりました。

講演を聞いての感想

ポールさんは、ホテル等の現場の状況も分かるし、行政の中にもいたので、役所の気持ちも分かるし、非常にニュートラルな立場でお話をされる方だと思いました。それから、やっぱりこういう講演会は同じテーマに興味を持った人が集まるので、講演後の名刺交換も非常に有意義なものとなりました。(持って行った名刺が全部なくなった…!)終わった後は、誘っていただいたAさんとOさんと食事に行く約束にしていたのですが、そこにMさんも加わり翌日仕事があるにも関わらず23時まで盛り上がりました。たまには勉強会に参加するのも良いものですね。

あと、ゲストハウスを運営しているので、大体のトレンドは肌感覚として分かるというのも発見でした。本物を求める、ガイドブックに載っていないところに行きたがる、家族で泊まりに来るというのは、うちも一緒。この地域が弱いところとすれば、観光客同士が交流できるバーなどのナイトスポットが皆無なところだというのも分かりました。これから地域に適した形で、発展していければ良いのですが…。

と、まだまだ書ききれていないところもありますが、大まかなところが伝わればと思います。お読みいただいた方、誠にありがとうございます。オーセンティックな観光はこれから益々求められると思いますので、どんどんインバウンド観光を盛り上げていきましょう!!